もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

2023-01-01から1年間の記事一覧

世界の人口

世界人口が80億人を超えた。産業革命以降、バクテリアみたいな指数関数的な増加の仕方である。地球に意思があるならば、地球にとって最近出現してきた人類とはどんな存在なのだろう。癌?、ごみ?、神? ワシが小学生のころは46億人と習った。当時も人が増え…

次世代への継承

馴染みのある昭和の著名人が次々と没していく。ムツゴロウさんとか坂本龍一さんとか。生物である以上寿命はあり、順送りとは言え一抹の寂しさを感じる。と同時に人間って案外与えられている時間は多くないなと思ったりする。 少年老い易く学成り難しとはよく…

背割堤さくらまつりに行く

淀川河川公園にある背割堤(*)に3/25~開催されているさくらまつりを見に行った。関西の桜の名所で約1.4km続く桜トンネルが有名である。 開催当日で休日は激混ということを知っているのであまり気乗りはしなかったが、当日朝は雨だったことや気温も低くライ…

アンパンマン騒動

アンパンマンミュージアムが点字プレートの金属鋲(丸い凸のやつ)にアンパンマンの顔を混ぜるという遊び心を入れた。小さい子供が多くの点字プレートからアンパンマンを探し、見つけたら嬉しいとなる試みだ。 これに対して視覚弱者の方から安全上不適切ではと…

王将戦

注目度の高いシリーズであった。報道記事が勝っても負けても羽生九段視点で書かれていたものが多いような気もしたが、多少の判官びいきの心情もあるのだろう。結果は4-2で藤井王将の初防衛となった。 この間、藤井王将は名人順位戦も優勝して渡辺名人への挑…

副業解禁の動き

先日、ワシが働いている会社で副業解禁を検討のアナウンスが流れた。なんだか遅すぎる感じはするが、日和見的に周りを伺いながら世間のバッシングを受けないよう、付和雷同的な施策検討をする弊社らしい対応だと思った。このような会社がクリエイティブとか…

休日は暑かった

週末天気が良かったので循環器内科に寄った後に低山トレッキングのために松尾山に登ることにした。内科は血液検査の報告を受けたが順調に低いLDLを維持しており問題はなかった。 嵐山へ向かう阪急線は激混みであった。あたたかくなったので一斉に巣から出て…

最近熱中してるもの

最近仕事が面白くない(←前からやろー)ので、空き時間を見つけてある学術論文の解読を行っている。きっかけは、社内の技術報告発表会でサイクリックボルタンメトリー(CVと略)の話題があったので、懐かしーと思いながら論文を漁っていると面白いものを見つ…

トルコ地震

ちょっと前にトルコ地震があった。トルコはアルプス・ヒマラヤ造山帯の通過線上であるアナトリア半島に位置するために地震が多い。日本と同様に火山国、温泉国であることから自然の恩恵を得る一方、地震発生は避けがたい宿命である。 実際に世界で地震が多い…

現代人は余計な事を沢山学びすぎなんだろうか

陽明学の話。日本でいえば浪速の爆弾突撃隊・大塩平八郎や、諸君。狂いたまえ!と門弟に説いた吉田松陰と本当に狂ったように活動した門弟たちが真っ先に頭に浮かぶ。 陽明学の根本思想は知行合一である。知識と行動は一体。行動を伴わない知識など未完成であ…

賃金労働者のつぶやき

自分の身体以外に働く資本を持たない賃金労働者は、かつては低賃金・長時間労働の過酷な条件に対し、互いに団結し物理的結集をもって資本家と闘った。 昔は資本家(ブルジョア、会社側)vs労働者(プロレタリアート、組合側)という明確な対立構造が存在したが、…

異次元が続く

藤井王将vs羽生九段の世紀の一戦である王将戦が注目されている。将棋ファンだけでなくにわかファンからも視線があつい。若き天才・藤井王将のタイトル防衛とみる声が多数であるが、ワシは年齢が近い羽生九段を応援している。 2局目の解説を見ながら唸ってし…

皮膚科散歩

塗薬がなくなったので一か月ぶりに皮膚科へ行ってきた。相変わらず3分ほどのスピード診察ではあるが、仕方がない。じっくり時間をとって話を聞いたところで処方に変更はないし、生来の体質であるため病気が完治するわけでもない。したがってこちらもスピード…

春宵十話 岡潔 光文社文庫

久々に本屋で新刊を購入した。最近はほぼ図書館で借りているがなんか無性に読みたくなり衝動買いした。476円也。 天才数学者であり、それゆえに奇行が多いことでも知られる岡潔の随筆書である。ワシは何となく狂気じみた奇人変人が結構好きなのだ。それはな…