タイトルは、のちほど

アラフィフの備忘録 妻(元美大生)失笑の手描きイラストを添えて

読書

啓発録 橋本左内 (講談社学術文庫)

本棚の本を処分していたら啓発録を見つけた。昔、会社の研修時に外部講師の方が勧めていたために購入したものである。懐かしく再度目を通した。 啓発録は安政の大獄で若くして処刑された福井藩の天才、橋本左内が14歳の時に書いた自己を律する規範の文章であ…

勉強の価値 森博嗣 (幻冬舎新書)

森先生はもともと名古屋大学工学部の建築学科の先生であるが、アルバイトで始めた作家業が大ヒットしたため、ミステリー作家としての顔の方が有名になってしまった。もはや働く必要がないほどのヒットぶり(確か映画化もされたはず)であったので47歳で早々…

方丈記 鴨長明 いろんな出版社

徒然草に続いて方丈記の解説本を読んだ。徒然よりもさらに100年前、無常の文学で有名な作品だ。 長明の時代、京都で起こった大火事、大地震、竜巻、大飢饉、突然の京から福原への遷都。いずれも抗い難い自然や大きな権力が関与しており、個の力ではなすすべ…

令和日本の大問題 丹羽宇一郎著 (東洋経済新報社)

GW中に図書館で借りた新刊である。丹羽氏の本は以前に他にも何冊か読んだことがあるが、パワフルでエネルギッシュなおっちゃんという印象である。世の中にはパワフルでエネルギッシュな人種がいる。ワシは正直苦手なタイプであるが、このような人は生まれな…

一門  神田憲行 (朝日新聞出版)

棋士、森信雄。故村山聖九段の師匠である。この門下よりプロ棋士がたくさん輩出されていることからも数ある入門先の中で名門といってもいいだろう。 森棋士個人は目立った成績を上げている訳ではなく、他にも時代を代表する凄い棋士は大勢いる。自らのことを…

日本のすがた2020 矢野恒太記念会

日本国勢図会のジュニア版である資料集、日本のすがたという冊子を久々に見た。小学生の頃に社会科でこの本を持っていて良く眺めた記憶がある。日本の経済、産業、社会に関するデータが記載されているため地理好きにはなかなか面白い。 国内で最も長い川、大…

世界から格差がなくならない本当の理由 池上彰(SB新書)

格差は広がり続けるという現象に理論的な裏付けがされた。トマ・ピケティの格差論『21世紀の資本』にある理論式r(return on capital)>g(economic groeth rate)である。労働で得られる収益率gは株不動産運用で得られる成長率rに勝てないというもの。早い…

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らも (PHP研究所)

初版1989年。当時高校2年生だったワシはタイトルに魅かれてこの本を読んだ。中島らもはコピーライターでもあるので、もしかするとこの本のタイトルも出版社でなく自らつけたのかもしれない。 内容は彼が過ごした地元の町でのモラトリアム時代(高校生、大学…

徒然草 兼好法師 (様々な出版社)

最近徒然草の訳本を読んだ。古文は学習する意味が全く理解できなかったためまともに取り組んだ経験がない。大昔の受験生時代、センター試験でも問題文を全く読まずに適当に解答してやった。取り組む以前にやる気がないのだ。世の中に先人たちが訳した現代語…

「2020」後の新しい日本の話をしよう 河合雅司(講談社)

コロナが始まった後に出た本で、未来の年表シリーズの一部なのだろうか。 未来予想をする本も多い中、この著者のシリーズはなかなか人気があるようだ。 タイトル通り2020年以降2059年までの今後40年で起こるであろう近未来について予想している内容である。…

数学的な思考とは何か 長岡亮介(技術評論社)

2020年に出版された長岡先生の一般書。近況の写真を見るとお年を召されたという感じ。ワシがアラフィフで高校生の時に旺文社受験ラジオ講座で習っていたわけだからそうなるわね。本書は講演記録を文章にしたものであるため読みやすい。現在の数学教育への懸…

思考の整理学 外山 滋比古(ちくま文庫)

外山 滋比古さんの訃報ニュースがあった。96歳とのこと。外山先生といえば、学生時代の国語の試験に作品が引用されることが多く、難解な文章に苦しめられた我々世代にとっては思い出深い先生だ。また、先生の代名詞となった思考の整理学という本もすぐに思い…

古墳のひみつ 古代浪漫探究会(メイツ出版)

世は古墳ブームであるらしい。古墳女子たちがこぞって古墳検定試験を受け、古墳巡りを行い、博物館で配布される古墳カードを収集している。これら一連の行動を墳活というらしい。前方後円墳で萌え萌え!古墳に大コーフンするらしい。←私が言ったのでない、何…

将棋の子 大崎善生(講談社文庫)

藤井聡太七段のタイトル戦が続いている。恐るべき強さで人工知能が6億局面計算した際に浮上した最善手を数十分の長考の末に指したという。いつの時代でも天才は脚光を浴びる。確かに天才といえど人間であるが故の苦労はあるのだろう。しかし私には脚光を浴び…

生きること学ぶこと 広中平祐(集英社文庫)

本書はその昔中学生の国語教科書に一部が載っていた。確か氷山の話だったと記憶している。 海に浮かぶ氷山のように知っている部分はごく僅かで、大部分は海面下の未知の状態。留学する今の自分と同じ状態で知らないこと、発見すべき事はまだ未だたくさん眠っ…

僕は君たちに武器を配りたい 瀧本哲史(講談社文庫)

人材のコモディティ化が起こっているという出だしから始まる。家電製品や牛丼などのコモディティ化がわかりやすく、例に出されることが多い。確かに家電はTVも冷蔵庫も掃除機もエアコンなどを見ても、機能、性能、デザインにおけるメーカー差は僅少でどれで…

怪人二十面相 江戸川乱歩

コロナ禍が続いている。GW中もほぼ外出せずに時間を持て余していたので、昔熱中した本を読んだ。江戸川乱歩の二十面相シリーズである。現在は青空文庫から大体の作品を無料で読むことができる。 www.aozora.gr.jp 二十面相シリーズは小学生向けに書かれた探…

歳月 司馬遼太郎(講談社文庫)

以前から読みたかった本。図書館で予約していて順番が回ってきたので早速読んだ。面白い。分厚い本だったが一気に読めた。司馬遼太郎の本は中毒性があるため要注意である。 内容は明治維新から初期に活躍した佐賀の乱の主謀者、江藤新平の活動を描いた小説。…