ちょっと前にトルコ地震があった。トルコはアルプス・ヒマラヤ造山帯の通過線上であるアナトリア半島に位置するために地震が多い。日本と同様に火山国、温泉国であることから自然の恩恵を得る一方、地震発生は避けがたい宿命である。
実際に世界で地震が多い国トップ10では4位日本、6位トルコとなっており、資料によると過去100年でM6以上のものが70回ほど起こったらしい。耐震対策も日本同様の基準を運用しているらしいが、実際のところは基準に満たない建物が多く存在したままになっているとのこと。
今回の被害拡大はそんなことも関係しているのかもしれない。人知を超える天災は仕方がないとしても、それに伴う人災での被害拡大も懸念される。世界では過去も今も多くの大地震が起こっているのだから、少しでも被害を食い止めるための施策を風化しないうちに教訓として蓄積したいところ。
