もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

地震気になる

 

 伏見が震源地の震度4。京都は結構ゆれたらしい。伏見の地下にも断層が走っている。

 

 大阪もゆれを感じた。最近は震度が小さくても敏感に反応してしてしまう。

 

 そのむかし豊臣の時代に伏見大地震があったそうな。世に慶長伏見地震という。

 

 伏見城方広寺大仏が崩壊し、死者も多く出たらしい。民を守ることができない頼りない大仏様に激怒し、おまえが真っ先に崩壊してどうするねん、と崩壊した大仏に向かって秀吉は弓を射たとのこと。

 

 そもそも神仏など信仰しておらず、大仏建立は単に自らの権力誇示をしたかっただけやんけ、という逸話が残っている。

 

 もはや日本のどこで地震が発生してもおかしくない。

ワシの昼食はワンコインまで

 北海道スキー場の宿泊施設や飲食の物価が凄いことになっているというニュースが注目されている。ラーメン1900円、かつ丼3000円、カツカレー2400円、、、。日本人旅行者と海外旅行者の反応が対比的であった。

 

日本人旅行者:正直高すぎて手がでない。観光地価格というのを考慮しても高い。

海外旅行者:安い!安いのでもう一品追加注文しましたー!

 

 このニュースに対していろいろとコメントがあったが、その中でもそうだよなーと思ったのに次のものがあった。

 

 この物価上昇の度合いに嘆き驚くのではなく、これほどにまで日本が落ちぶれてしまったことに、国際的な地位が低下してしまったことに嘆き驚かなくてはならない。この価格は先進国では平均的な水準、むしろまだ安い方かも、というものがあった。

 

 そう言えば、アメリカNYで日本のラーメンを注文してチップを払ったら1杯5000円とかいう記事があったな。

 

 宿泊ホテルで働く従業員のインタビューもあった。ここでは時給が高い。労働者が少なく人の取り合いで、時給2000円から。いやしかし、1時間労働して一杯のカレーを食うことができないなんて。。。物価から見て時給安すぎるやろ。。。

 

 不幸にも治安が極端に悪く、賄賂が横行し、表現の自由がなく、失業率が高く、前途に絶望して国外逃亡したり、現政権に反旗を翻すレジスタンス活動なんかも世界にはある中で、他の国よりもまだ比較的、勤勉で真面目でそれなりに頑張っている人が多い。

 でもなぜか他の国と比べて報われない。頑張っている方向がそもそも間違っているのか、報われない仕組みになっているのか。。。深く考えてしまう。

長岡先生の数学集中講義

 

 気が付けば4年かかった。参考書『YouTubeで学べる 長岡先生の集中講義+問題集(旺文社)』の数学解説動画が無料で上がっている。高校数学全範囲で計3冊あり、すべて視聴すればなんと23時間分の講義である。講師は懐かしの数学者、長岡亮介先生である。

 

 最初この情報を知ったとき、懐かしさのあまりこれはもうみるしかないと思った。長岡先生はその昔、旺文社受験ラジオ講座の数学講師でワシも高校生当時にラジオを半分寝ながら聞いていたのだ。数学の先生では真っ先に思い出すのが当時津田塾大の長岡先生と早稲田大の寺田文行先生であった。

 

 とはいえ膨大なボリュームである。多くの数学知識もすでに忘れてしまっている。でも、まあ頭の体操ボケ防止がてらボチボチ見てみるかという感じでやってきた。途中飽きて長く中断した期間も何度もあった。

 

 普段の生活で数学をやりたいなと時々だが思うことがある。これはワシに限らずにしばしばこのような話は聞く。鬱陶しい人間関係もなく、時間を忘れ、大仰に言えば、真理や公理を眺めつつ論理だてながら一つの解へ到達するという手順が単純に気持ちがよいからだと思う。

 

 解答があっていれば尚嬉しくなる。こちらが気付かないエレガントな解法を示されると、おーーと唸って尊敬の念を抱いてしまう。現実逃避するには安上がりで最も適した科目の一つである。

 

 という感じで着手してから4年の月日が経過し、ようやく最後まで終わった。我ながらなかなかしぶとい。当然であるが最初にやったものはすでに忘却の彼方でほぼ覚えていない。

 

 さて次は何をやろうか。会社員をもう暫く続けるには、安価でお手軽な現実逃避の手段が必要である。

 

 

 

 

 

 

 

いまを楽しむ人生論 森毅著

 数学者、森先生の本を図書館で借りてきた。2010年に故人となられているので若い人にとっては既に歴史上の人物なのかもしれない。

 

 先生は数学以上に随筆やエッセイなどによる意見発信が有名。およそ数学者とは思えぬ、まあええがな、しゃあないがなーという緩い感じの雰囲気がワシは大好きであった。

 

 数多く出されている著書もかつてよく読んだ。たまに読みたくなって、今回借りたのが本書である。

 

 人生80年、人は20年おきに4回生まれ変わると思いながら過ごすのがよい。節目を設けることで新たに今を生きるのである。20年前のことをあれこれ気にしたり、悔やんだりしても仕方がない。そもそも20年経てばその人を形成する細胞なんかもすべて新しいものに置き換わっている。

 

 YouTubeNHK人間大学という番組の動画が残っており、思い出したように今それを聞いている。めちゃくちゃ面白い。こういう、講義を聞いていて面白いと思う文化人って最近あまりいない。他には養老猛司さんくらいかなー。養老先生の講演もYouTubeに上がっているのでよく聞くのである。

 

 『ま、しゃあないか』『まあ、ええやないか』の精神で今後も気楽に生きていこう。

 

 

 

バタフライ効果


 蝶の羽ばたきによる僅かな気流の変化がまわりにまわって他の場所の気候を変える可能性から、一見関係のないようなことが意外なところに影響を及ぼす ことを言う。それは時空間を遥かに越えることもある。

 

 花粉症などがその例だ。花粉症がなぜ多いのか、元々の原因は何か?の問いに対して元をたどっていけば、それは昔日本が戦争をしたせいだ、という答えにワシだったら行きつく。

 

 日本が世界で孤立し、経済封鎖され石油が手に入らない。そのために太平洋戦争に突入。戦争による木材の不足、本土空襲による木造家屋の喪失によって、戦後に材木が全く足りなくなった。そのため急いで国は国策で造林を行った。しかし、より安価なマレーシア産などの海外製材木が大量輸入されるようになった。

 

 ちょうどいい感じに育ってきた木であったが、もはやあまり金にならないために放置された。地元で林業に従事する労働者も激減し、代わりに都市へ出て皆つまらないサラリーマンになった。手入れもされず放置されて怒った杉が花粉を巻き散らかした。そしてワシら日本人は鼻水が止まらず目が痒くなった。戦争をおっぱじめた人たちはまさか未来の同胞のくしゃみ鼻水が止まらなくなるなどと当時誰が予想できたであろう。

 

 将来を考えて行動せよとはよく言われるが、実は余りあてにならなかったりする。今を精一杯考えて生きましょう。

 

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

明日死ぬかのように生きよ。 永遠に生きるかのように学べ。 

by マハトマ・ガンジー

福井に北陸新幹線

 

 北陸新幹線敦賀延伸が次年度オープンするに伴い、以前から物議を醸していた問題が熱くなってきた。それは敦賀以北の特急サンダーバード廃止に伴う関西・名古屋方面からの乗り換え発生問題である。

 

 これまでは京都や大阪、名古屋から福井・金沢まで直通1本で行けたのにも関わらず、敦賀駅で新幹線に乗り換えが必須+新幹線料金も1000円ほど値上がりする。かといって移動時間が短縮されるわけでもなく利用者としては二重に不便でしかない。一部反対運動が起きる中でJRは正式に廃止を決定した経緯がある。


 これによる波及は結構大きいように感じる。関西からの移動に関しては確実に足枷になる。旅行会社では減るであろう中京・関西方面からの旅行者にどう食い止めて対応するかを検討中であるらしいし、関西の大学はこれによって北陸方面からの入学者が減るのではと懸念する記事が上がっていた。

 

 一方、東京までアクセスが良くなるのは大きな利点で福井駅前は再開発が進んでいる。またこれまで通過駅であった敦賀駅がここぞとばかりにやる気を出している。以前敦賀駅に行ったときは酷かった。降りる人は誰もいない。駅前に人も開いている店も何もなかった。。。

 

 福井に住んでいた時はよくサンダーバードを利用した。福井駅もいつの間にか随分と綺麗になった。昔を知るものとしては少し寂しいものがある。次福井へ行くときは新幹線で行きたい。

 

 

 

破壊的イノベーション

 

 ずいぶん昔、カメラフィルムで有名なアメリKodak社との合弁会社に一時期海外出張していたことがある。2003年の頃である。

 

 世界でフィルムと言えばKodakブランドで最盛期には従業員6万人抱える超巨大企業であったが、彗星のように出現したデジタルカメラという巨人に駆逐されてあっという間に倒産した。あまりにもデジカメは圧倒的。勝負にならなかった。

 

 しかし天下をとったデジカメも短命で、彗星のように出現したスマートフォンという大巨人に駆逐されてあっという間に市場退出を余儀なくされた。あまりにもスマホは圧倒的。勝負にならなかった。

 

 現在会社の平均継続寿命は23年というデータがでていた。(人の寿命は延びているのに、、、。これだと20歳から65歳までの45年の労働期間、最低2社には勤務しないと駄目になる計算。雇用を守る以前にそんなに長く会社がもたないから)

 時々起こるであろう破壊的イノベーションの動向には常に注視すべきである。現代は時代そのものが破壊的イノベーションのようなもので以前の常識が今の非常識になっている。現代のゲームチェンジの根幹は我々人類が経験した3番目の情報IT革命である(農業革命→産業革命→情報IT革命→?)。

 

 革命とは、持たざる人間にとっては希望であるが、積上げたものや既得権益を持つ人間にとっては絶望になるのかもしれない。当然利害をめぐる双方による大衝突が発生する。好む好まざるに関わらず革命の真っただ中に居合わせている。