もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

そごう西部労組がストライキ


 最近では珍しい。実際大手デパートでは60年ぶりとのこと。ワシが子供のころはJR(旧国鉄)や私鉄バスなどが時々ストライキしていたのを思い出す。バスが止まり、小学校まで歩いて通学した。バス通学していた小学校1年の時である。

 

 ストライキは従業員側にとっての必殺技であり、これをされると雇用側は大変困る。多くは必殺技をチラつかせ、焦った雇用側との話し合いに持ち込み譲歩しながら落ち着くみたいな感じなのだろう。ストライキ産業革命で工場労働が増えた頃に始まった運動かと思っていたら、なんと最古のストライキはエジプト王朝時代に王様の墓を作る労働者が起こしたということだ(Wikipediaストライキ』より)。

 

 面白いデータがある。厚労省労働争議統計資料である。要はストの件数を毎年カウントしている。こんなものまでデータを取っているのかと驚くばかりである。これによれば1974年をピークに激減している。

www.mhlw.go.jp

 激減原因はお互いの情報開示や歩み寄り、双方の身分格差(経営層も元々雇われ会社員で従業員側)の解消との分析もある。ところで公務員はストライキを禁じているが、もし解禁になったら最も起こりそうな職場になるのではないかとワシは睨んでいる。