もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

踏切で電車通過を待つ

 先日、散髪へ行った帰りに踏切で引っ掛かり、電車の通過をボケーっと待っていた。周りを見ると周りの人もボケーっと待っていた。運悪く2本通過分を待つことになった。踏切のカンカンという鳴り音は急いでる人にとってはイラっとさせるものがある。人をボケーっとさせ、かつイラっとさせる踏切はあまり人の役には立っていない。1回のボケーっとする時間は短いが考えてみると多くの人がこのことにより時間をロスしていることになる。その損失時間総量は大変なものだ。どのくらいの時間を無駄にしてるんだろうと思い、少し調べてみた。

 

 なんとネットをたたくと損失時間データが出てきた。こんなこともちゃんとデータとして残っており、万人がその気になれば閲覧できるのだ。ネットってすごいねー大抵のことはググればわかってしまう。百科事典のような知識だけの人間が不要になる訳だわー。

 

 それはともかく国交省の資料によると全国の踏切による時間損失は140万時間・人/日(H11実績)であるらしい。各県別でみると今住んでいる京都府はワースト10に入っている。都会は便利であるがその分不便さも持ち合わせるといった二面性を有している。ちなみに最も時間損失がない県は沖縄である。鉄道がないからね。

 

国交省の資料

https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-perform/h17/04.pdf

 

 ところで140万時間・人/日というのは良く見るとすごい量である。例えば、従業員100人の会社が1日8時間労働する総量が800時間・人/日である。とんでもない労働量を踏切待ち時間が奪っているということになる。

 

 これを解決する方法は立体交差高架化である。金はかかるが接触事故も減り、労働量も他へ回せる、建設や管理の雇用創出もできる。やっぱり電車は地下か高架上を走るべきやねーとボケーっとしながら考えた。

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通過