幼少期からアトピー でアラフィフになってもまだアトピーのままでいる。その昔、この病は子供のものであり、年齢につれ自然寛解するものであった。でも現在は大人の病気だ。いや子供の頃に発病し、大人になっても寛解しがたい病気と言えよう。
厚労省が調査しているアトピー患者数と年齢分布を見てみよう。明らかに大人が多いではないか!ここまで顕著とは。別のデータでも同様の傾向である。子供の患者が多かった40ー50年前から今までに一体何が起こったのだろう。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf
昔の方が不衛生だったし、光化学スモッグなどの公害は多かったし、自動車排ガスも臭かったし、水も浄水器なしのカルキ臭プンプンの水を飲んでいたし、合成着色料たっぷりのお菓子を食っていた。むしろ衛生面では格段に改善された。また逆に発展途上国の発症が高い事例もある。世界の罹患率で言えばナイジェリアが凄く高い。
それではストレスか?昔は昔なりにストレスフルだったと思うぞ。例えば先の戦争中に日本国民がストレスフリーだったとは考えられん。
それとも急に異物に過敏となる遺伝子変異が起こったとか?高々一世代の間で進化を遂げるなど聞いた事がない。
食べ物や生活習慣という可能性もある。日本人は米や味噌を食べなくなった。太陽を浴びて身体を動かす労働をせずにパソコンの前で指だけ動かす労働をしている。
アトピー増加がステロイドの普及と合致しているためステロイドの連用が原因という医師もいる。そうも思えるがただこれは擬似相関という可能性もある。
うーんわからない。少なくとも一世代前まではこの病はほぼ皆無だったのだ。取り敢えず昔に近い生活に回帰するくらいか。