もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

病院通い

 ここ最近目が痒い。いつもは放っておくと大抵いつの間にか収まるのであるが今回はなかなか痒みが引かず、朝方目ヤニもでてきたので仕方なく緑内障検査で定期通院している眼科へいくことにした。

 

 診断は想定通りにアレルギー性結膜炎。ステロイドと抗ヒスタミン目薬を処方され様子見になった。アレルギー持ちは皮膚に出ればアトピー・蕁麻疹、目や鼻にでれば花粉症・アレルギー性結膜炎/鼻炎、呼吸系にでれば喘息となるので基本薬はどれも全部同じで塗る場所が違うだけ。ワシも軽い花粉症があるし、冬は外の冷気を吸い込むとこみあげる咳がでる。以前アレルギー性の喘息と言われた。同時並行ですべてが強く出ることはあまりないので今回のケースはアクシデントである。家でも会社でも一斉にエアコン暖房をつけ始めたのでカビか埃に反応したのかも。

 

 ステロイドの効き目は抜群で点眼2日目に痒みと目やには消失した。ぶり返さないために1週間ほど続けて終了する。思えば今月は病院ばかり通っていた。歯医者定期健診、皮膚科くすり貰いに通院(1分診察)、循環器内科くすり貰いに通院(1分診察)、眼科診察(2分診察)。これに年1で通っている耳鼻科が加わればコンプリートととなり、藤井棋士もびっくりの5冠達成である。

 

 アレルギーなど慢性病の診察時間はいずれも光速で特にお互い喋る内容が殆どない。調子どう?ぼちぼち。薬出しとくからまた次回。という会話と症状を抑える薬をもらうためだけにせっせと通うことになる。そもそも医師側も原因がよくわからないので薬を与えるくらいしかやることはないのだ。こちらからも薬多めにくれとか、飲み薬も付けてくれとか、保湿剤もくれとか、もう少し薬強めのくれとか、要望を出すこともあるが大抵それが通る。もはやどっちが医者なのかよくわからない。幸か不幸かワシの中で病院の医師とは処方箋を渡してくれるオッサンという程度の認識でしかない。薬漬けのヤク中となっているワシはオッサンの処方箋なしでは健常者として生きていけないのである。