もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

ホッティーの塩を使う

 アトピー 関連のYouTubeで評判良かったので購入を検討した。ホッティーさん?は名古屋の薬剤師で工業製品と化した塩(食卓塩)を取ると体がおかしくなるとブログで発信。自身の薬局で天日非加熱で作製した塩を販売され、昔ながらのきちんとしたものを摂取しなさいと啓蒙活動をされている。50年前と比べると野菜のミネラルも半分(農薬、化学肥料による水、土壌の汚染が原因)になっており、塩からも取れない、加工食品からもミネラルは抜かれている。今の日本で普通に暮らしているとミネラル不足から脱却できないというのが彼の主張です。

 

 確かに精製塩はその製法からみてもミネラル分が無い(不純物として除かれる)のは明白で、旨味も全くなく、ただただ塩辛い。国の塩専売が100年ほど前から始まり、1972年以降の市場品はほぼすべて安価なイオン交換塩が流通していた。塩専売が廃止になったのは1997年でようやく自然塩が一部で流通し始めたのだ。という事はワシは人生においてほぼ工業製品塩を摂取していた事になる。体に害はないのだろうが、摂取によりミネラル分が補給されることはない。

 

 塩に関する論文や解説書は多くあるがその中でも読みやすいものを見つけた。ネットに落ちていた広島大の学生が書いた卒論である。卒論なので情報精査は別途必要になってくるであろうがワシのような素人よりも正しい知識だろうと推察できる。

https://home.hiroshima-u.ac.jp/yamao/lecture4/ueda_sotsuron.pdf

 

 ホッティー塩は中国の恵安産。恵安は塩つくりで有名な土地らしく2000年前(漢の時代だ)から作り方を変えずに製造、恵安の塩はブランドになっているらしい。非加熱で釜を使わず1年かけて熟成(水分とばす)するという手間のかけよう。これによって微量ミネラル分は塩分中に残存するらしい。

 

 正直、塩を変えたくらいで病状までは変わらない気もしたが、べらぼうに高額ではないためにお試しで塩2kgと塩熟成過程で発生するミネラル1か月分を購入した。現在のところ試してから約1週経過。体感できる差はあまり感じられていない。今後の経過を見ていきたい。

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しおにぎり