もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

世界の歴史を学ぶ

 

 世界史は昔から苦手であった。いくつか理由があるが一つには教え方のせいもあるのだろう。地域によって時代が行ったり来たりバラバラで一体どの時代のことをやっているのかわからなくなる。あるいはその時代に日本では何時代であったのかがいまいちピンとこないため、どのらい昔のことなのかがわからない。加えて意味不明なカタカナばっかり大量にでてきて覚えてられない。おめーの頭がいまいちだからだろうが、というのはその通りだが、多分世界史に対する壁はこの辺りだろう。量が多すぎて萎える。

 

 大人になって世界の情勢が気になり、歴史を振り返ろうと書籍などを手に取るがうまく続かずにあきらめてしまう。これまでも中公文庫の世界史(上)は20ページくらいで退屈でギブアップしたし(下巻はまだ購入すらしていない。。。)、集英社まんが世界の歴史はそれなりに楽しめたが読んでる端から忘れてしまう(しかも妻がメルカリで売ってしまった。。)。NHK高校教育TV世界史も時代が飛びすぎていていまいち全体像というか繋がりが掴めない。安価ででている語学春秋社のトークで攻略・世界史CDも日本史のように面白いとは感じれなかった。出来事を単に羅列して喋っていくだけでどこがおもしろいのだろうと思った。受験用で公開している無料映像授業のトライイットも評判は良いらしいが途中で挫折してしまった。Youtube ムンディ先生の世界史も大ヒットしているがあの膨大な講義量の前にビビってしまい(全部見るのにどれだけ時間かかるのだろう、最初に見たやつ忘れてしまうわ)、最初の数講義見た後に止めてしまった。

 

 あー何をやっても続かないわーと嫌悪感と挫折感だけが残るのが世界史だ。久々にYoutube を見ていると面白い世界史講義を見つけた。ゆげ塾の”深夜の家庭教師”である。ワシより少し若いがほぼ同世代のゆげ先生が飲食店の社長に対してテーマを決めて講義するというものである。単なる暗記でなく出来事の繋がりや裏話まで掘り下げてくれるのでなかなか面白い。先生の人柄や喋り方にも好感が持てる。歴史は語る人(要は講師)によって面白さが全然違うのだ。

 

 ここ暫くは深夜の家庭教師が休日のささやかな楽しみになっている。

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ナポレオン