もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

英文標準問題精講-練習(81-90)

81.歴史の詩的価値

-歴史の価値は詩的価値である。前方は見えないが後方は部分的に見える。この関係でささやかなものにも詩的なものが内在するのだ

-hallow:神聖なものとする

 

82.知識への道

-仮定法条件の省略が結構厄介な文章、単語は優しいがうまく訳にならない事例。

-両方の男性が補聴器でなく聴診器をもっていれば、彼女の一般化(彼女が導き出した回答)で私たちは喜んだだろう。たとえそうであっても、医師が何をする人かわからなかっただろうし、彼がなんなのかわからなかっただろう。しかし、(もし聴診器をもっていれば)彼女は医師だとわかった、、、?

 

83.旅へ行きたい衝動がいくつになっても治らない

-この文章は有名みたい。特に最後の文Once a bum always a bum(一度ついた放浪癖は一生治らない)bumはホームレス、路上生活者、愛好家

類文にOnce a beggar, always a beggar.

-itch:かゆみ=むずがゆさ。vは〔~したくて〕うずうずする

-senileもうろくした、ぼけた、senility:老衰

-馬用語、clopパカパカ音、shoe蹄鉄(ていけつ)、hoofひづめ

-churn:撹拌(する)

-rib cage:《医》胸郭。あばらのとこ

 

84.自分より優れた人をみたら道を譲れ

-バロー博士の事例。ケンブリッジでの教え子がニュートンだった。バローはニュートンに教授職へ就かせることを条件に自身は辞職した。健全だがなかなかできない、日本はいつまでも既得権にすがりつく老人が多いね、さっさと辞めよう。でも逆もまた然り。

-exercise:責任を果たす行う

-In the light of-:ーを考慮すると

-salutary:役立つ有益な

 

85.人間は自己を強化したうえでその技術を伝える

-最後のandは、たぶんtransmitsとimprovesの並列

 

86.アメリカの教育制度

-同じ地域の子は能力や家庭背景の違いに関係なく同じ学校へ通う、英文は問題ないでしょう。

-electorate:選挙民、有権者

 

87.小説の一部

-なんかよくわからんぞ。小説の切り抜きはあまり読めない。

 

88.死の恐怖と立ち向かう

-ラッセルの文章、そんなに詰まるところはない。

 

89.よくわからん会話文

-書くことなし

 

90.老人と海の一部

-cramp:けいれん

 

*中学生の頃、プログレスインイングリッシュというテキストを塾で使っていた。超有名進学校が使うテキストである。公立学校の教科書ニューホライズンとは桁違いのレベル差で進度の速さと新出単語の多さですぐに落ちこぼれた。

 ニューホライズンは易しかったがレベル低いとバカにせず暗唱するくらいまで読み込めば良かったと今本当に後悔している。世間では中学教科書レベルの会話ができればかなりの英語の使い手である。得意なものはともかく苦手なものは無理して見栄を張ってレベルを上げるのも考え物である。他人は他人、マイペースでよいのだ、ほんとそう思うぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

英語は今後必要か

 語学翻訳ツールの進歩が目覚ましい。最近会社で英語論文を読むために翻訳ソフトを物色していたのだがその精度の高さに驚いた。例えばフリーで使用できるGoogle翻訳なんかでもそこそこのレベルで訳されるし、科学技術用語にも対応した有料ツールのロゼッタT400などはファイルを放り込めば丸ごと翻訳してくれる。超便利だ。

 

 一方で通訳機能はどうであろう。最近パワポトランスレータ機能がある事を知った。英語で話す音声をマイクで拾うや否や日本語字幕を表示してくれる。しかもまあまあ精度が良い。

 

 むかしドラえもんの道具に翻訳コンニャクというものがあった。コンニャクを食うとバイリンガルになるというもの。そんな感じに近づきつつある。そうなれば膨大な時間をかけて語学を学ぶ意味って何?という事になる。

 

 日本人は英語圏の人に比べて英語学習に費やす時間と労力の分、他のことをやる機会損失が起こる。それが解消されるのは良いことだ。

 

 習得したスキルや技術は時代と共に不要になるケースがままある。昔習ったソロバンなどは余り必要としないし、書道なんかも綺麗に字が書ければそれはそれで嬉しいがそもそもペンで字を書く事が極端に減った。漢字もパソコンが自動修正してくれるので書けなくても読めればそれでよい。税申告などもPCソフトがアテンドするので簡単なケースなら税理士も不要だろう。人工知能の加速度的進化がこれらに拍車をかけている。

 

 でもワシはこの年になってもしぶとく英語を勉強している。理由は老化防止だ。その昔、成績が悪くて悩んだり、受験で人生選別の道具に使われたこの憎き英語が今や老化防止の道楽ツールになってしまうとは。何が起こるかわからないものである。

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ドラえもん

 

 

文章力は数学力

 Youtubeロザンの楽屋話しを見ている。文章を書くのに必要なものは国語力よりも数学力であるという議論をしていた。

 

 まとまった量の文章では読み手に理解を促すため、また共感を与えるために起承転結を考えたり、このA部分を先に書いてその後にB部分を書くことでC部分を強調しようなどと言う全体の構想、枠組みの構築が先である。この作業を行う能力は国語力と呼ぶよりも確かに数学の考え方に近い。高校までの数学の問題はほとんどこの思考プロセスをとる。

 

 ある数学の問題を与えられたとき、徐に一行目から書き始めるのはやはり下手くそで、全体を見てどのように、どんな定理や手法を使えば求める解に到達できそうかという方針をあらかた決めてから着手するほうが上手くいく場合が多い。

 

 そして枠組みが大枠決まった後に文章一文一文の表現方法や言い回し、修飾などを尖らせる国語力が必要となる。従って国語力だけあっても良い文章は書けないという主張だ。ものすごくたくさん本を読む読書家で国語が得意な人であっても文章や本を自ら書き上げることができない人は国語力はあるけれども数学的な思考ができないということらしい。

 

 非常にいい事を言う、この考えは割と共感できる。そもそも人間を理系や文系に分けるのは日本だけであって大抵の国では両方必要なのだ。当たり前ではないか。

 

 そういえば最近、作家・太宰治の高校時代の成績表が見つかり公開されたという記事があった。国語よりも数学や体育が群を抜いていたという。人間失格を書いた太宰のイメージが変わる事実だ。

 

 ワシも数学パズルで暇つぶしをしながら堕落論でも書こうかしら。

 

地球はゆがんでいる

 地学基礎を見ている。地球は真球でなくミカンの様に少し潰れた形状をしている。扁平楕円体という。物質は何か特別な理由や外部の力なんかがない限り自身の持つエネルギーを小さくする様に振る舞うので表面積が最小になる球体になる。

 

 地球は自転しながら公転しているためにそれにより生じる遠心力や月の引力なんかで球が少し歪んでいるのだ。とすれば緯度が低い程、つまり赤道に近い程、回転半径が大きく遠心力が大きいため人間も引っ張られてある方向に膨れる事になる。遠心力は質量に比例するから体重が重く赤道に近い人ほど潰れたミカンの様な体型になる事が物理学的に判明した。

 

 しかーし、実際は緯度が高い方が潰れたぽっちゃり体型が多い。その理由は寒いからである。肥えている方が熱を溜め込みやすいのだ。物理的、地学的、地理学的に考察すれば色んなことがわかるぞ。

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ゆがんでいる

 

琵琶湖疎水を歩く-その2

 琵琶湖疎水を歩く第二弾。今回はJR山科から東側へ歩くことにした。暖かい日が続く京都では桜の開花宣言が出されていた。人が多いかもと思ったので少し早めに家を出て(それでも普段の出勤時間くらい)JR山科には朝7時に到着した。今日から学校は春休みだろうか、この時間なのに部活の格好をした学生がやたらに多い。

 

 駅から10分ほど北上すると疎水に到達。遊歩道にはチラホラ桜が咲いていたのと洛東高校のボランティアが植えた菜の花が満開であった。人はまばらだ。疎水は前と違って水量も増え、流れが結構早い。所々にトイレや広場もあり散歩には良いコースだ。今回は船着き場もコースの中にあり(船はなかったけど)見ごたえがあった。これぞ疎水!

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四宮船溜にて

 

 そうこうしているうちに疎水に別れを告げて小関峠を越えるため坂を上った。これを抜けると滋賀である。道は一本道なので分かり易い。途中三井寺の裏へ抜ける山道ハイキング道が脇にあったがステッキの準備がなかったので舗装道を歩いて大津市街へ到着。せっかくなので三井寺の入り口に立ち寄ってみたが、入山料600円がいるようなので周辺を見渡して琵琶湖湖岸を目指す。

 

 因みに帰宅してから参考になるブログを見つけた。山登ラーの山ちゃんねるである。事前にチェックしておけばよかった。山道ハイキング道以外はおおむね同じコースである。正門でなく山道から三井寺裏から入ると入山料が半額になるらしい!

 

san-channel.com

 

 琵琶湖岸に到着。琵琶湖にはミシガンとビアンカが停泊していた。コロナの中クルージングする乗客はいるのだろうか?湖岸で休憩しパンを食べた後、大津駅から帰路についた。10時前に帰宅、14300歩の10.8km。これだけ動いてまだ10時前である、すでに太ももの裏が筋肉痛、一日が長い。

 

 

 

 

 

 

英文標準問題精講(101-110)

後期10日間のラスト10題。

 

101.幸せなことの一つは、幸福な子供時代を送ること

-書くことがあまりないのー

-make A of B:BをAにする、make a fool of oneself

 

102.辞書の役割

-much as SV=just as SV、大いに…はするが

Much as I'd like to go, I cannot.

-no more A than B:AでないのはBと同じ
A watermelon is no more a fruit than a tomato is. 

 

103.考えることは骨の折れる行為

-no less A than B:Bに劣らないほどAで、Bと同じ程度にAで

-disinclination:気が進まないこと、嫌気

 inclination 傾き意思、気持ち

-lull 人 into ~:人に~させる

lull someone into the illusion ~を幻想に浸らせる

-この後のthat 2つがどこにかかっているのかわからん。

 

104.これは単文なのでパス

105.シェイクスピアについて

-作品は英語表現が豊かで語彙を沢山用いている

 

106.これも穴埋めなのでパス

107.イギリス人の動作ののろさ

-イギリス人とフランス人の対比が面白い。構文も問題ない。単語がややみなれない。

-stonework:石細工、石造物

-ravine:渓谷〈フランス〉=canyon、dingle〈英〉、gulch〈米〉

-gesticulate:身振りする、ジェスチャーで話す

-gaily:楽しく陽気に gaily-painted派手な色で塗ってある

-as Frenchmen would:ここがよくわからん。"フランス人がよくVしたように(習慣)"、かな

 

108.面識のないイギリス人同士の会話-天気の話

-訳しにくいところはあるが意味は取れそうな文章

-the popular myth supposes:通説が思っている=一般に言われている

-not so much A as B:AというよりむしろB

 

109.外国語を学ぶ理由

-英文は問題なし

-immediate:差し迫った、直接の、即時の

 immmediate purpose 直接の目的

-account:ここでは、記事

-be competent to:資格がある

-rendering:翻訳、訳文

-current affairs:時局

 

110.イギリス人のユーモア

-ユーモアはイギリス人の国民的財産

-rationing:配給制

-reactionary:反動主義者

-最終文、It is through ユーモア~,that S V. の強調は見抜きたいところ

 

*英語の思い出

 英語は中学1年生でいきなり躓いた。疑問文のdo、doesが本当に理解できなかった。主語と動詞を逆にすれば疑問文になる(be動詞限定だ。be動詞は実は特殊な動詞なのだ)なんて簡単と思い込んでいたために、doの出現は面食らった。一度躓くとなかなか復帰できないのは積み重ねの教科所以である。英語が好きと思ったことはなかった。高校へ進むとさらに難度が上がる。絶望的であった。今思えばこの状態で時間をかけて高校レベル英語に取り組んでも無駄で、文章の読み方を基礎に戻って、レベルを落として行うべきであった。先取りでジャンジャン先へ難度の高いものへトライするのが良しと煽られていたために、低学年レベルに戻るということが出来なかった。不幸であった。結果的に大きな回り道をすることになる。急がば回れとはよくいったものだ。英文が結構読めるかもと思ったのは浪人以降、大学に入って基本からやり直してからだ。従って受験時にはあまりその恩恵を受けることはなかった。

 

 

 

 

 

宇宙は膨張している

 人が生きていく上ではほとんど役には立たないと思うが、ネットのNHK高校講座で地学基礎の動画を見ている。ワシにとって地学って中学生の理科が最後の機会であった。星座を覚えたり岩石の名前を覚えた記憶はあるが特に面白かった思い出はない。最近地震が多いので地学の講義でも聞いてみるかと言った軽い感じで覗いてみたのだ。

 

 最初は宇宙の仕組みの解説をやっていた。現在の宇宙は物凄い速度で膨張しているという宇宙インフレーション理論が通説である。これを最初に言い出したのは宇宙望遠鏡で有名な天文学者ハッブルである。

 

 救急車で見られる音変化のドップラー効果と同じで、光も波長の短い波であるために同様現象が見られる。より遠くで離れていく光は通常よりも赤みがかって見えるのだ。(赤方偏移と言うぞ)この変化の解釈から宇宙膨張論が生み出された。

 

 誰しも思う事は風船のように膨張していく宇宙の外側にはそもそも何があるのか、というか一体何なのだという疑問である。また膨張を始めて140億年、時間を逆算すれば膨張する前は一点からスタートした事になる。膨張開始をビッグバンという。宇宙が点のときその周りには何があったのだろう。無だろうか?無なのにあったって?矛盾だらけである。

 

 よくわからない宇宙空間の端っこで矛盾だらけの人間が訳の分からないどうでもいい事で揉めている。全ての事にもうどーでもええわ、と思える瞬間が宇宙の事を考える度に訪れる。この様に思わせる宇宙は偉大だ。

 

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宇宙は膨張