現在、一日一題大学受験数学を解くことが日課となっている。以前ブログで記載した長岡先生の高校数学基礎を終えた後、次に何をしようかと思案していたところ、youtubeに日替わりで入試問題と解説をあげている動画を見つけた。冴えない感じのくたびれた中年オヤジ(失礼。人のことは言えない)が解説をしていたのだが、妙に味があり、気付いたら専用ノートを作成し、毎日動画がアップされるのを楽しみにしている自分がいた。
漸化式や私の時代には指導要領の範囲外だった複素数の問題が特に面白く、新たな発見に目から鱗が落ちまくりである。しかしオイラーの公式ってホントに不思議ですね。苦手だった背理法による証明や区分求積法なども今更ながら感心しながら問題を解いた。そうこうしている内にノートは15冊目に突入した。我ながら一体何が嬉しくてこんなことをやっているのだろうと思うことがある。そもそもボケ防止で始めたことではあるが、試験がある訳でなく、誰かの役に立つ訳でなく、何か利益を生む訳でもない。一種の趣味、時間つぶしに近く、完全に自己満足の世界である。
学生時代の勉強というのは趣味や道楽に近いものだろうと思う。実学とは程遠いためよくできるようになったところで入試で点をとること以外では大して役に立たない。確かに多くの人が行っているスポーツだって読書だって楽器だって芸術だって、それを生業にする人はごく一部である。そしたらそれをやる意味って何?と問われると何となく面白そうとか、楽しい、といった回答になってしまいますね。
私が数学をやる意味とは?意味なんてないです、単に自己満足です。(ボケ防止に役立ってたらいいなー)