サプリメント百花繚乱
先日ドラッグストアに妻のサロンパスを買いに行く機会があった。ついでに久しぶりにサプリメントコーナーに行ってみると夥しいサプリメントが陳列されている。レモン1000個分のビタミンCやベータカロテン、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、なんでもある。みんなどんだけ栄養足りてないねん。日本は飽食の国ではなかったのか?かくいうワシもかつてはサプリメント愛飲者であった。マルチビタミンやミネラルなどを飲んでは満足していたが、それによって何かが変わった気がしない。
医師によれば病気の治療に耐え得る品質の一般市販サプリメントなどないと言う人もいる。あくまでもサプリ(補完)剤なのだ。一種の不安ビジネスに似ていて身体に不調を感じる人はあれもこれも飲みたくなる。実際には効いていなくてもプラシーボ効果的なものはあるのかもしれない。病は気からと良く言うし。
2019年国内の健康食品市場は5427億円、うちサプリメントが77%(TPCマーケティング調べ)。さぞかし国民は健康になっただろうと思いきや、その割に国民の医療費が右肩上がりに増加し続けているのはなんでやろう。サプリメントの存在意義が良く分からなくなってきたぞ。