もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

皮膚科医院のホームページ

 ここ1年ほど皮膚科のホームページを検索しまくっている。標準治療しか方法がないアトピーの治療法に関して独自のコメントや解説事項を記載している病院も多いため、治療の参考になればと思い、北は北海道から南は沖縄県までの皮膚科HPを読むのが日課になってしまった。

 様々なHPを読んでいて一つ気付いた事がある。それは皮膚科の先生自身がアトピーを患っている(あるいは患っていた)ケースがちらほら散見されるということである。中には院長の写真を見て一目でアトピーとわかる赤ら顔の先生もいらっしゃる。ご自身がアトピーであるために幼少期に苦労をし、医師になって病気を治したいというモチベーションの下、皮膚科医になられた方も多い。その行動には尊敬以外の言葉が見当たらない。そのような方は自らも当事者であるが故、アトピー患者の不満をよく知り、親身になって患者に寄り添う医師であることが伺える。

 彼らの中には現在も依然として標準治療を自らに行い、継続されている方もいる。アトピーは体質であるために薬がなく完治はない。標準治療を継続し、日常生活に気を配り、状態をコントロールしながらいつの日か来るかもしれない寛解を気長に待つという考えの方が多いように思う。専門医でも自身のアトピーを治せない。確かに直接命に係わる病ではない、だがやはりアトピーをはじめとするアレルギー疾患は難病だと感じずにはいられない。

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アトピーな先生