もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

久々に揚げたて豚カツを食べる

 

 コロナで外食が減り、家で食事をすることが多くなった。それはそれで安価で健康的でよいのであるが、一方で家での調理が面倒、かつ店の方がうまくできる料理を欲することになる。そのひとつが焼肉や焼き鳥などの炭火焼きや豚カツや唐揚げ、天婦羅などの揚げ物である。スーパーの惣菜コーナーにも置いてはあるが冷めてしまっていて正直あまりおいしくない。

 

 家の近くの駅前に昔一度行ったことのある豚カツチェーン店があるので外食という案もあったが、揚げたて豚カツのみをテイクアウトし、それを食べるのはどうかという画期的かつナイスでクレバーな提案が妻よりあったので採用、実行の運びとなった。

 

 妻が豚カツチェーン店で注文するというLine連絡を受けると同時に、家で大根おろしをすり、ポン酢を準備し、千切りキャベツを切り、冷凍していたご飯を2人分レンジで温めた。千切りキャベツは店のようにうまく切れなかったがこちらのスタンバイはOKだ。

 

 そこに揚げたばかりの豚カツを携えた妻がダッシュで家に駆けこんできた。駅前から家までダッシュで5分といったところだ。妻はロースとんかつ1枚とささみ揚げ1枚とタルタルソースを持っていた(全部で550円)。

 

 豚カツに大根おろしをタップリのせ、柚子ポンをかけてご飯と千切りキャベツをワッシワッシとかきこむ。猛烈に美味しい。スーパー惣菜の比ではない。揚げ物は揚げあがってからの時間が勝負なのである。時間経過とともに美味しさが指数関数的減衰を起こす。y軸を揚げ物美味しさ、x軸を時間tとして式で書くと以下のようになる。

 

揚げ物美味しさ=N(0)e^(-λt)

ただしN(0)は揚げ上がった瞬間の値。λは崩壊定数とよばれる値でこの値の大小で美味しさがどのくらい長持ちするかが決まるのだ。いうまでもなく揚げ物の美味しさ持続時間は短い。

 

 妻の頑張りもあり久々に美味しいカツを食べた。毎週の揚げ物は胃にしんどい年齢になってきたが肉食べたい欲が出てきたときにまたやろう。

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揚げたて