もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

おつりってなに

 

 100円で35円のお菓子と45円のお菓子を買うとおつりはいくらでしょう、という算数の授業で低学年の児童から驚くべき質問がでたという。

 

 『先生、おつりってなに?』

 

 デジタルネイティブの若い児童はお金自体あまり使わない。支払いはpayや電子マネーで支払うものだと思っている。おつりはいくらでしょうではなく、電子マネーのチャージ残高はいくらでしょうであれば通じたのかもしれない。

 

 そう言えば会社で新人と話していて分厚いものの例えで”電話帳みたいに”といったのだが、電話帳ってよくわかりませんと言われた。電話ボックスも最近見ないし、電話帳も置いていない。お前タウンページを知らんのかーと言いたくなった(言わなかった。パワハラになっては困るし、めんどくさい鬱陶しいおっさんと思われるのはもっと困る)が、知らないものは仕方がない。このように古い人たちは順番に消えていく運命なのである。

 

 デジタルが始まり~  僕らは生まれた~♪

 お釣りーを知らずに~ 僕らは育った~♪

 お釣りーを知らない~ 子供たちさ~♪

(『戦争を知らない子供たち』のリズムで)