もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

50才が研修を受ける


 先日、会社で50才研修を受ける。今後どうやって残りの会社生活を送ればよいかを再考する機会にと人事が用意したもの。社内の50歳が集められた。社会課題となっているシニア社員の意欲低下問題なども気にしているのであろう。

(参考:ワシはプチシニアとなった今は当然、ベリーヤングの頃から意欲低かったので万年低空飛行部隊の名誉隊員となっている。嗚呼、低空飛行の勲章(烙印もしくは汚名ともいうらしい)が眩しい。)

 

 研修はzoomでの実施であったがカメラオンしながら講師や他受講者とface to faceで行われた。他の人の顔見ながら自分のことは棚に上げ50才ってめっちゃオッサンやん、世間の50才の顔面はここまで酷く醜いのかと思いながら見ていた。毛髪が既に風前の灯火の人もいれば、真っ白の人もおり、バラエティーにとんでいる。

 

 研修講師がリクルートの方で、今後の人生を充実させるためにということで転職事例も数々紹介された。暗にお前らコストパフォーマンス悪く、将来性も当然なく、使い道もないから、真に会社のためを思うのであれば早く辞めてね❤ということかと勘繰った。

 

 そういえば弊社は入社5年までの若手離職が近年多く、その一方で老人がなかなか辞めないというデータあり。60才以降の継続雇用が7割を超えるとか。そんなにみんな仕事がしたいのかしらん。社員平均年齢が上昇し、頭を悩ませる人事部の図が目に浮かぶ。残念だがこのようにして会社は滅びていくのである。若くてピチピチしたスタートアップ企業には勝てないのだ。