もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

ビックマックを食べながら


 東洋経済記事にビックマック410円の貧しさをしらない日本人の記載があった。経済学者の野口先生である。各国の物価水準を知る指標としてマクドナルドハンバーガーであるビックマックの価格を比較するというものがある。

 

 ハンバーガーのレシピは世界共通なので、同じものをいくらで食べられるかを確認できる。高ければ相対的に裕福で低ければ裕福ではない国というひとつの目安になる。今ワシは先ほどテイクアウトしたビックマック410円(この間まで390円)を食べながら偶然この記事を見つけた。410円はもう少し足せば安食堂の定食が食える価格なので日本人にとっては特別に安いわけではない。実際にここにポテトやコーヒーなどを付けると700円ほどする。

 

 さて高額はスイスで949円、アメリカ738円である。韓国や中国でも460-480円するため、日本の異常さがよくわかるデータになっているとともに、日本もさほど裕福な国ではなくなったと実感できる。このようなことは日本にいると理解できず、外から見て初めて立ち位置が理解できる。このまま状況が続けば昔あったように舶来品は高価という時代が再来するかもと警鐘を鳴らす。海外旅行も生涯一度の高嶺の花になってしまうかも。