もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

英会話聞いてビックリしたこと


 youtubeの英会話番組を見ている。通常の学習用に念入りに作られた英会話番組でなく、現地の人が店に行ったり、スーパーに行ったりする際の日常の会話を多分スマホで録画し、それに字幕を付けた5分程度の動画集である。

 

 作られた英会話番組は発音やイントネーションがアナウンサーみたく活舌よく綺麗であるが実際はそんな風に会話している人は多分多くない。

 

 仕事でアメリカ在住の中国人やインド人とTeamsで打ち合わせすることがあるが(もちろん英語しゃべれる人が同席)、ほぼ何を言ってるのかわからない。

 

 このような外国人向け教材で勉強し、留学などで実際に現地に行ってみて、あまりの通じなさ、聞き取れなさに愕然とする人が多いと聞いた事もある。

 

 本場の生きた英語会話を聞くと、大した内容は話していないのだが、ほぼ聞き取ることができない。ただ字幕を見れば大体は理解できる。その後、繰り返し聞いてもやはり聞き取れない。音と文字が全然一致しないのだ。というわけでヒアリングはほぼ諦めている。というか聞けるようになる気がしない。なんせ中学生から英語勉強してきてこのあり様なのだ。

 

 今回気になったのは英語でなく、その会話の中身であった。ファーストフード店でサンドイッチやナゲット、ドーナツ、アイスコーヒーなど6品ほど注文(どうも2人分らしいが)し、お会計25ドル(3000円超え)というやり取りがあった。

 

 この金額を聞いて、えーと思ったのはワシだけではあるまい。本当に日本って貧しい国になったんだという現実を思い知らされた。日本ではファーストフード店で多少多めに注文しても1000円程度であろうに。

 

 予想ではこの先20-30年で日本円が更に弱くなるため、海外から出稼ぎで日本へ来る外国人とは逆の現象が起こると思っている。海外で働く方が稼げるというわけで、日本人が出稼ぎに行き、日本へ仕送りするというのが増えるのではないか。行先はもちろんアメリカ、東南アジアをはじめとする急成長を遂げた国である。

 

 このままだと、結構あり得る未来だな。なんか悲しくなってきた。