もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

電子図書館で日本史マンガを読む

 

 会社近くの図書館で電子図書館が開通。未だ冊数は少ないが自宅PCやスマホで貸し借りができ、すぐその場で読むことができる。歴史漫画のラインナップが充実していたので登録した。


 何冊か借りて読んだ感想。絵のレベルは今風で向上しており綺麗ではあるのだが、その昔小学生の時、少年少女まんが日本の歴史(小学館)を読んだ時みたいな感動やワクワクがそこにはなかった。時間あれば繰り返し読みたいという気も正直あまり起らない。

 
 ワシはこの漫画と小5の時通っていた塾のおじいちゃん先生の歴史授業がとても面白くて、その相乗効果もあって日本史好きになった。
(その後、高校日本史で丸暗記する内容の膨大さにすぐに嫌いになったが。)


 本が悪いのでなく、単に知的好奇心や知識吸収というものが当時と比べて衰えているのだろうと思う。若い間が水の染み込むスポンジだとすれば、アラフィフの今は防水スプレーを塗布したスポンジだ。吸収どころか弾いとる。

 

 人間、実施するに適した時期や年齢があるというのは本当その通りかと痛感した。でもその当時はそんなことに全く気づかない、人から助言を受けても聞く耳を持てないのがまた人間というものなのだ。


 そして年を経てから、もっとああしてればよかった、もっと指導してくれればよかったのにと後悔し、周囲に愚痴を言う。時すでに遅し。全部当人が悪いのだ。残念ながら今日も日本中で同じ過ちは繰り返される。