もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

一揆を起こしたい

 財務省より報告! 2021年国民負担率(税金、社会保険)が48%で過去最高、なんと半分を税金として献上。(昭和45年は24.3%、平成元年は38.4%だったそう)

 

 これを受けて巷では江戸時代の農民の年貢である五公五民(収穫したコメの半分をもれなくご献上)と同じではないかと不満が爆発している。さすがに稼ぎの半分持っていかれるのはきついよなー、やってられんわ。

 

 ちなみにノルウェースウェーデンが55%程だ。しかしこちらは“揺り籠から墓場”までですべて国が面倒を見てくれる。大学も無料、老後も無料、病院代も年間2-3万を超えた分は無料。そのため北欧人はこの負担率にも納得しているのだ。

 

 一方、納得できないのは日本人。負担率が北欧ほどではないにせよ接近するレベルの高さであるのに学費はバカ高いわ(さっき試しに関西有名私大の理工系の学費みたら150万/年だった。ビックリ)、老後資金?そんなもん自己責任、年金は出せんといわれる。

 

 北欧人から見れば、なぜこんな仕打ちをする国に対して大人しくしているのか意味が分からないのだろう。これぞ東洋の神秘なのか。

 

 そうなのね、やっぱり私たちは年貢を搾り取られる現代版農民だったのね。飛鳥時代?から連綿と続く伝統的支配のもとにひざまずくしかないのね。さらにこのまま不満が溜まると農民一揆につながるわけである。もうワシはいつでも一揆(注:酒を一気ではない)したいぞ。

 

 村上龍の小説、『希望の国エクソダス』に有名なフレーズがある。確かこんな感じ『この国には何でもある、だが希望だけがない。』まさに今の日本で、遥か前方へ導く灯火や坂の上の雲というやつを感じにくい時世である。

 

 難波の爆弾突撃隊、大塩平八郎のように世を嘆き、ブチ切れて救民を掲げながら反乱を起こす気高い人がでてくれないかしらん。