もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

徒然第六段 わが身のやんごとなからんにも

 

 『身分の高い人でも子供は持たない方が良い。前の中書王・九条大政大臣・花園左大臣はみな子孫が絶えることを願った。藤原良房も子孫が変なことをしでかしたら大変ではないかといったとか。聖徳太子も生前墓を築いた際に同じようなことを言ってたようだ』という内容。

 

 日本の出生率は低いが国が発展し成熟すると子供はいなくなるのは世界共通である。今人口が爆発的に増えているのはインドやアフリカだけであろう。きょうび子孫がいなくて困るのは皇族くらいなもので、あとは別にどうでもよい。のちの世のことはその時にたまたま偶然居合せた人たちがやるので全く気に掛ける必要はない。

 

 昔もこのような考えがあったとは初めて知った。聖徳太子は子孫が一代で蘇我氏によって滅亡したのは有名な話。