もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

徒然第二段 いにしへのひじりの御代

 

 『古来の聖な政治を忘れ、一般人が困窮しているのを無視して、俺はえらいから豪華絢爛にするわーと言ってる輩はむかつく。高貴な人の身の回り品も質素なものでよい』という話。

 

 質素倹約を強調している。社会主義国でないので配給制で全員平等に同じ服を着て同じものを食べる必要は全くない。けれど自分さえ良ければ他はどうでもよい、というのは、個人主義の時代、ある部分では市民権を得た考えであるが、突出しすぎると反感を買う。ある程度、周囲への気遣いや配慮のできる人間が無難でよいということか。人間社会は複雑である。