もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

今城塚古墳へ行ってきた

 

 GW以来、久々に電車に乗って外出した。外壁工事が続くため、家にいても息が詰まりそうなので比較的近場の古墳へ散歩を兼ねて赴いた。高槻市が誇る、いましろ大王の杜である。最寄りのJR駅から何気に結構歩かされた。

 

 今城塚古墳は淀川流域では最大級の前方後円墳である。継体天皇の墓とされている。福井県出身らしい。これくらいの大きさまでであれば周囲を歩くと形状が前方後円墳であることは認識できる。環濠のまわりには土器が並べてあり埴輪が乱立しているゾーンもあった。広い公園であるが散歩している人がいるくらいで特に歴史マニアはいないようであった。

 

 すぐ横に隣接している無料の市立今城塚古代歴史館にも立ち寄った。非常に立派な建物であるがワシらを含め3組しか客がおらず、閑散としていた。受付が2名座っており、こちらが入り口でーすと案内された。一見すごく楽そうな仕事のように思え、ワシもやってみたいと思った。中に展示されているのは主に発掘時に見つかった土器(歴史で習った土師器や須恵器、高坏なんか)やら埴輪やらがずらりと陳列されていた。どころどころに手をかざすとスピーカーから流れる音声解説があったが、なぜか関西弁で海外の観光客にこの施設をアピールする気ないやろーと思った。

 

 熱心な古墳ファンでない限り、一度見れば十分という感じであったが、久しぶりに長距離を歩けたのはよかった。10700歩で8km。

 

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埴輪ゾーン