もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

企業で働く社員の平均年齢

 上場企業の平均年齢が上がり続けている。2020年3月期決算の上場企業1792社の平均年齢(中央値)は41.4歳で過去最高だそうだ。ワシが前にいた会社は46歳というデータがのっていた。ほぼおっさんの、おっさんによる、おっさんのための会社ではないか。会社の存在意義はおっさんなのか?

 

 ワシも今日一日の会社を振り返ると自分と同年代以上のおっさんと打ち合わせをし、昼休みにはおっさんと株の雑談をし、その後沢山のおっさん達と会議を行い、一日が終わった。良く考えると最近おっさんとしか会話をしていない。ちなみにワシが所属している部署は10名ほどいるがその中で最年少の期待新人が今年満49歳になろうとするワシなのだ。ちなみに今年4月からは新たに60歳おっさんが2名参入し部署強化を行う計画であるという。その部署が今後の研究開発の社運を担う企画を行っていくのだ。もう終わっとるではないか。

 

 これでは新製品や新サービスが総じて出にくいよなーと思ってしまう。確かにベテランは経験値は当然高いがその分従来の手法に固執するので、アイデアはやはり若手のほうがよい。世界を見ても勢いのある会社は社員もリーダーも指揮者も若い傾向があるのは事実だろう。このあたり老舗企業は上手くベテランと若手がうまく混じりあって相乗効果が出ればいいのだけれど、どうしても日本では長年年功序列制を引いてきたので年寄りが若手に指示する構図が当たり前のように出来上がってしまっている。そのため上手く混じりあうというのが凄く苦手でできない人種である。日本の政治からしてこうなっとるからな。

 

 こういう慣習を打破しないと日本は海外勢に比べて相当遅れをとってしまうんだろうなとわかっていても変えれないのが辛いところ。果たして解決策はあるのか、、、。