もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

iphoneの電池を交換する

 普段使用しているiphone7の電池消耗が酷くなってきたので交換することにした。巷にちらほらスマホの修理ショップがあるがせっかくなのでAppleストアへ予約して赴いた。たかだか電池ひとつ交換するのに数日前から予約が必要なのだ。

 

 おしゃれすぎるAppleストアにつくとiPadを持った店員に予約状況を確認された後、2Fへと通された。多くの人がひしめき合っている。ここの店員はスティーブ・ジョブズのような普段着で首からネームカードをぶら下げているだけなので一見客と見分けがつかない。席に着くとデータを保存してきたかとか、精密機器なので不具合起こる可能性もあるとかの説明を受け、説明承諾のサインをした。電池交換には90分ほどかかるという。ケース蓋を開けて新しい電池を入れるだけなのだがなかなか時間がかかる。いったん店外に出て近くの書店で時間を潰した。

 

 うがった見方をすれば素人に簡単に蓋を開けられずに設計するのもメーカーの戦略である。これによって利用者は必ず店舗に行く必要になるのでそれに伴うアフター費用の獲得や雇用創出が可能になる。一時の腕時計の電池交換がそうであった。電池が切れる度に時計店に持ちこみ、技術料込みの電池交換代金として1500円ほど払っていたような気がする。今はだれでも交換できる腕時計も増えているので自分で行う人も多い。(ワシの時計Swatchはこのタイプで、電池交換は100円で済むぞ。そもそも携帯普及のせいで腕時計自体あまりしないか。)

 

 そうこうしているうちに電池交換作業が終了し5940円を支払った。こんなの自分でやればおそらく1000円程度だろう。メーカー保証はないが、近い将来は腕時計やPCのように自分で部品や電池を購入し交換する時代がくると思われる。