もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

揉み揉みをどこまで受け入れるか

 これをすればあなたも健康になるという記事が目に付く。

 

 一日10000歩、腸をもめ、足裏をもめ、手のひらをもめ、首後ろをもめ、ふくらはぎをもめ、ワキの下をもめ、耳を引っ張れ、10分スクワット、ヨガストレッチをせよ、ゴキブリ体操をせよ、、、、。ちなみにAmazonの本検索で『もみなさい』と入れて検索すると16件ヒットした。もむ場所は肝臓、腎臓、頭蓋骨、足首などなどである。しかし肝臓をもめって一体全体どういうことだろう。

 

 東洋医学によれば体には経穴(ツボのことね)や経絡を刺激することで健康になることが知られている。そのためにツボがある部位の刺激はわかるのだが、肝臓を揉んで一体どうしようというのだ。ビックリするではないか。

 

 ワシも一時、足裏マッサージに凝って指圧棒なるものを購入し、毎晩寝る前に指圧しまくっていた時期があった。すごく痛いわりに効果をあまり感じることがなかったので自然と止めてしまった。痛ければその部位に相当する体のパーツが疲労しているということらしいがどのくらい科学的根拠があるのだろう。

 

 そもそも身体には良さそうだがこんなの真面目にやっていたら1日の大半を揉み揉みして終わってしまうではないか。わたし達は揉み揉みほぐされるために生きているのではないのだ。

 

 いっそのこと手っ取り早くデパートのバーゲンにでも出向いて全身揉みくちゃになれば良いのではと思いました。

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ゴキブリ体操