日経ビジネスという雑誌に働き方の特集が組まれていた。日本型雇用であるメンバーシップ型雇用を脱却してジョブ型雇用の採用が進んでいるとのこと。働き方改革のきっかけはもちろんコロナ禍である。
ジョブ型雇用とは何か。予め仕事内容(職務記述書に記載する)と報酬を明確にして会社と個人間で雇用契約を交わし、記載内容以外のことは原則として行わない。自分のキャリアを会社が決めるのでなく、自分が決めるということらしい。アメリカでの働き方のイメージだろうか。当然明記した内容が未達であれば契約終了又は減額。プロ野球選手みたいだ。
第一感はこれを導入するとますます格差が広がるだろうなと言う感想。職務書に記載できる様な専門能力を一体どのくらいの割合の人が持っているんだろう。尖った専門性を持つ人に業務や富が集中し、大した能力を持たない人は安価な契約を締結せざるを得ない。このままいくと単なる格差でなく階級化していくのではないか?資本主義の行き着く末路の様に感じるのはワシだけか?