もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

鉄棒で逆上がりを華麗にきめる

 休日に久々に実家へ寄った帰り道、児童公園に立ち寄った。鉄棒にトライするためである。おもむろに逆上がりがしたくなったのだ。妻から小学生の頃はみんな逆上がりできたのに大人になるとできなくなると言われたのがきっかけである。

 

 よく考えてみるとあれができたところで何が嬉しいのだろうか。特別な技能でもないし、何かを生み出し世の中に貢献するわけでもない。にもかかわらず出来ないどんくさい子供たちは半泣きになり、手にまめを作りながら体育の時間に練習させられたものである。

 

 ワシはその昔逆上がりをしてその状態からさらに回転する連続逆上がりやグライダー(ひこうきとび)を華麗に披露した成功体験がある。そのために、逆上がり?そんなんできひん奴いるの?という感じであった。しかしいざ鉄棒を前に試してみると、、、。

 

 年月の経過とは残酷なものである。足が思ったより上がらん。靴底についた砂がもろに顔面に降り注ぐ。腕が痛い。などという大変真っ当な理由により断腸の思いで撤退せざるを得なかった。昔簡単にできたことがだんだんとできなくなる。こうして人間は劣化していくのだろう。非常に悔しい。

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逆上がり