もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

京都大文字山に登った

 秋の4連休初日、久しぶりに低山トレッキングをしようと思い立った。コロナでしばらく山など歩いていない。ずっと家にこもりっきりなのでいい気晴らしになるだろう。

 

 朝早く京都駅からバス一日乗車チケット600円を購入し、登頂口のある銀閣寺を目指した。バスの中はなぜか女子高生だらけだ。東山経由のバス内は全員京都女子高の生徒だ。コロナ休校で授業進度が遅れたために休日補講でもやるのだろうか。気の毒に。隣の席の子は懸命に英単語帳をにらんでいた。どんなレベルの単語なのか多少気になったが覗き込んで変態と間違われると困るのでやめておいた。

 

 大文字散策は4年ぶりだ。久々の山登りはきつかったが40分ほどで点火の場所まで到達できた。晴れていて景色が良い。京都タワー日本電産本社ビルなんかも見つけた。こうしてみると山に囲まれた京都市内は案外小さい。眼下の小さな街で夥しい数の人が生活をしている。高所から見下ろすと人間などちっぽけな存在であることがわかり、小さな悩み事などはどうでもよくなる。

 

 下山して帰りは哲学の道を通りながら南禅寺によって帰路についた。なかなか素晴らし休日を過ごせた。

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山からの景色