もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

ティファールミキサーで中身ドバーとなった件

 スムージー人気にあやかりティファールのミキサーを購入した。ミックス&ドリンクネオというコップ1-2杯分のジュースを作る小型ミキサーである。ネット通販で比較的安価に購入できた。

 

 喜びも束の間、事件はスムージー作製2回目に起こった。撹拌後に本体台座から容器を取り外そうとした途端、中身をドバーと巻き散らしてしまった。初歩的なミスだ、カッター台のねじと本体台座のねじを間違えて回してしまったのだ。これって間違えて中身ドバーをやる奴、結構いるんじゃないか?そう思ったワシはアマゾンHPの評価とコメントを確認してみた。そうするといるわいるわ、中身ドバーの経験談がいっぱい出てきた。メーカー側は取扱説明書でちゃんと注意喚起してるもんね、よく読まずに間違える奴がアホだもんね、と主張するかもしれない。でもこれは設計ミスとまでは言わないが、明らかに使用者の視点に立っていないと思う。それは中身ドバー経験談の数が物語っている。片側を逆ねじにするとか、中身入った状態でここを開けないでくださいと明示するとか、なんかなかったんか?

 

 人間は必ずミスをする。なので、気をつけてくださいというだけでは不十分で、使用者が何をしても事故(中身ドバー)に繋がらないようなハード面での対策が本来必要であるし、そこを考えるのがメーカーの責務でもある。確かにコストがかかるので凝ったことはできないかもしれないが、コストを犠牲にしても安全をとるという考え方のほうが普通ではないのか。

 

 一方で消費者にも責任の一端はある、安直に安いものを訴求しがちであるからだ。良いものはそれ相応の価格がすると昔から相場が決まっている。なぜ安いものを訴求するのか、生活が苦しく余裕がないからだ。なぜ余裕がないのか?日本という国がグローバル化に飲み込まれ、圧倒的少数の経済的勝者と大多数の経済的敗者を生み出すアメリカの様な競争社会になってしまったからだ。と際限なく話は広がる。したがって、ティファールミキサーで中身ドバーとなるのは日本政府がアホだからだとなる。ものごとはすべて有機的に連動しているのだ。

 

 今回の件はワシ的には安かろう悪かろうが際立った内容であった。安価なものに飛びついた自分のことは棚に上げてプンプン😡である。

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ダダ洩れ