もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

エアコン掃除をやってみた

 エアコン掃除は年一度冷房の稼働前に専用の冷却フィン洗浄スプレーをぶっかける作業を行ってきた。何よりワシはアトピー持ちでカビや菌にもアレルギー反応を起こすことが分かっているためにこの作業は欠かすことができないものであった。しかし、ここにきて清掃が不十分であることが判明した。送風ファン部分も結構カビているという事実に気づいたのだ。

 

 HPではカビ繁殖はフィンよりもファンという記載があり、冷却フィン洗浄スプレーでは送風ファンへ薬剤がよく届かないであろう装置構造になっており、ファンを重点的に掃除すべしという主張があるではないか。早速送風ファン用スプレーと奥まで届くブラシをアマゾンで購入、休日の朝から満を持して掃除を行った。

 

 まずはエアコン周りに洗浄液受けのビニールを養生する。おっとその前にコンセントを抜かなければ。感電事故はごめんだぜー。次にフラップ部を外し、垂れないようにムース状になった洗浄剤を送風ファンにスプレーだ。これで待つこと30分。浮いた汚れが洗浄液受けに滴り落ちる。ここでひと手間、送風ファン専用ブラシ(ファンファンという名前)を突っ込んでゴシゴシすると更に効果倍増。この状態でリンス剤(エタノール)をスプレーすると、、、黒カビ汚れが送風ファンからジャンジャン出てくる。恐るべし黒カビの量で洗浄液が真っ黒になった。そもそも掃除したエアコンはアパート備え付けのものであり、おそらく内部など何年も掃除などされていないのであろう。付属分のエタノールでは到底足りずに急遽霧吹き水で洗浄を念入りに行うことに。(ここでワンポイント、加圧式 スプレーノズルも買えばよかったー。霧吹きは握力が限界になるぞ)すごい、今までこんなカビいっぱいの空気を吸っていたのか。最後の仕上げにエタノールでリンスし、液垂れがなくなったのを見てMAX送風で内部を乾燥させた。

 

 無知というのは怖いものである。これまで冷却フィン洗浄スプレーを稼働前にぶっかけてエアコン掃除していた気分になっていた自分の知識のなさを恥じたい気分だ。今回のファン洗浄費用は洗浄くうきれいスプレー2200円程度、ふぁんふぁん1180円であった。さてさてこれはどのくらいの頻度で行うべきなのであろうか。理想は冷暖房運転前である夏前と冬前の2回が理想であるが、とてもめんどくさくてやってられない。そもそもエアコンは他にも計2台ある。したがって冷房を使い終わった秋に一度クリーニングするのがよさそうだ。カビは暖房でなく冷房時に発生する水滴に空気中のカビ胞子が付着して繁殖するからである。初夏にはふぁんふぁんとフィルター掃除程度でOKなのではないか。

 

 今回の一連の作業を通じて、エアコン構造や掃除の仕方など大変勉強になった。しかしエアコンは素人には分解しにくい構造になっているので本当に掃除がし難い。メーカー視点で言えばわざとそうしているんやろうな。中身を見れないもしくは事故を減らすという意味で。また何よりもyoutubeにプロによるクリーニング方法がアップされていなければなかなか実行に踏み切ることができなかった。こんなのアップすると商売あがったりではないのか。ワシみたいに自分でやっちゃうぞー。掃除以外にもいろいろ考えさせられることが多い一日であった。

 

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掃除中