もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

試練は続くよどこまでも

 コロナが終息しない。なんだかんだと緊急事態宣言時よりも多い感染者数が連日報道されている。ここにきて集中豪雨が起こったり河川氾濫したりと試練が続いている。さらに心配なのは連日の猛暑による熱中症である。今日の気温は36℃。体温と同程度で熱を大気放出できない。いつから日本は熱帯地域になったのだ?

 

 昨年から大企業の黒字リストラが流行っている。コロナの経営悪化でこの傾向は加速するだろう。通常は経営赤字になって社員のリストラを行うが、体力温存のために黒字でも不要な奴らの首を切ろうという話。特に燃費悪く専門スキルもない中年たちはもはやお払い箱ということだろう。お国は70歳まで働けと言っている反面、企業は45歳以上は不要、不良人財を押し付けるなとばかりに早期退職を迫ってくる。真逆の対応に温度差を感じる。要するに国も企業も余裕がないのだ。若者の間では、日本はもう終わり、この先悪いことしか起こらない。語学やスキルを磨いて海外へ脱出しよう、ということになっている。日本はほんとに豊かな国なのだろうか?アラフィフにとっては生きにくい時代である。サザエさんの波平さんのような生活が理想だったのに。

 

 考えれば人生なんて試練と苦しみの連続である。四苦八苦とはよく言ったものである。生まれながらにもれなく八苦を味わうシステムになっている。受験地獄、就活地獄、通勤地獄、最近は婚活地獄というものもあるらしい。会社の人間関係も地獄、業務ノルマも地獄、家を買えばローン地獄、この世以上に地獄と呼ぶにふさわしい場所はないではないか。地獄とは閻魔が出てくる死後世界や人の妄想ではなく、我々の日常にあるのだ。

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地獄のイメージ