もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

未来少年コナンに想う

 未来少年コナン。懐かしい。最近のアニメではコナンといえば名探偵コナン(こちらも面白いが)であるが、オッサンにとっては何といっても未来少年コナンに深い思い出がある。

 

 初めて見たのは小学校1年生の時、はっきり言ってよく分からなかった。次に見たのが高校1年の夏休みである。当時は夏休み期間中に子供アニメ劇場のようなものを毎年TV放映していたのだ。高校生にもなって子供向けアニメを見るのもどうかと思うが、部活もやらず夏休みにやることもなかったので(勉強しろや)アニメ劇場をみていたのだ。しかし、このアニメを見て正直衝撃を受けた。心を鷲掴みにされた気分だった。夏休みの半ばに登校日で高校へ行くと、コナンを毎日楽しみに見ている奴らが案外多くいてビックリした。現在、脳外科医をやっているS君もその一人で『ラオ博士が死んじゃったよー』と残念がっていたのを思い出す。なんの悩みもない平和な時代であった。このアニメの監督が宮崎駿であることを知り、これを機に私は風の谷のナウシカ天空の城ラピュタカリオストロの城などの作品へはまっていく事になるのだ。趣味が高じてジブリ作品の解説本やポスター、下敷きなどを買い求めたぞ。(うまく商売に乗ってしまった。風の谷ナウシカの下敷きは今も持ってるうー。そういえば下敷きって最近使わないね。どうも最近学生は黒板を板書せずにスマホで写真とって保存するらしい。)

 

 何がこれほどまでに魅力的なのだろう。地球文明崩壊後の残された世界を舞台にしたアニメであるが、暗くはなく、登場人物たちも異常なほど個性的かつ愛すべきキャラで、むしろ未来の希望を感じる作品だ。1978年の作品であるが今見てもまったく古さを感じさせないところがすごい。

 

 コナンは勇気をもらえるアニメである。アマゾンのプライムビデオで全話無料公開しているのでこの機会に見てみよう。(でもワシはDVDを持っているのでいつでも見れるのだ。)

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コナンとカモメ