もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

スタディサプリについて

 コロナ禍でネット授業が人気である。リクルートが提供する映像授業、スタディサプリはなかなか画期的なサービスで面白い。小学生~高校生までの授業が見放題、価格も安い。一時期1年間ほど社会人のくせに受講していたことがある。(結構こんな人多いらしいですね)この手のネット配信映像講義はいくつかの塾や予備校で行っているが、それなりに高額であり、なかなか手がでない。一方スタディサプリは価格破壊という点ですごく画期的だ。内容も価格の割にそこそこ充実しており安かろう悪かろうではない。最近値段が月980円から1980円に値上がりしたがそれでもまあ学生が小遣いで払える程度の金額である。

 

 安価といえば無料のNHK高校講座や放送大学講座というイメージであるが、講義のわかりやすさや講義時間でいえば少々物足りなく、その点予備校の先生が講義されるスタディサプリは満足できるものである。

 

 私は教養目的で現代文、地理、英文法をとても楽しく視聴した。正直今の学生が羨ましい。先取り学習したい人はドンドン上位学年の講義を視聴できるし、その逆もしかりである。インプット学習とはこうあるべきだよなと思う。たまたま年齢が一緒だからと言って何もみんな同時に机並べて同じ内容のことを勉強する必要なんてまったくない。当初は休日だけの視聴を考えていたのだが、結局なんだかんだで毎日見ていたように思う。

 

 理不尽なことや鬱陶しいことが多すぎる会社業務に比べて、やれば成果につながる、成長が実感できる、問いに対する解が必ず1つあるといったある意味分かりやすいゲームのような学校の勉強がほんとに気持ち良く、ある種精神のトランキライザー的な役目を担っていたようだ。社会人が今更このようなものを学んだところで給料が上がるわけではないにも関わらず、再びこのような基礎教科の習得へ回帰するのは案外社会生活でストレスが溜まっているからではないだろうか。

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ネット講義を受講