もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

漸化式の思い出

 漸化式を習ったのは高校時代の基礎解析の時間。基礎解析って!年齢がばれる(1980年代〜90年代前半の数学の科目です)。その時は高々数パターンの解き方しか勉強した記憶はないのだが、現在の入試問題を見て正直驚いている。

 HPをいろいろ漁って調べてみると、もの凄い数のパターンがありました。特殊解型(an+1=pan+q ってやつ)、n次式型に始まり指数型、階差型、対数型、三項間型、帰納法で推定するものなどなど軽く10は超えている。受験産業や参考書が発達してそれなりに皆が準備対応できるために問題の難度がどんどん上がっている(どんどんパズルみたいになってきている。もはや数独パズルでもいいじゃない?どのみちその後、趣味以外で一般解のある漸化式など解く機会はそうないし)ように思う。特殊解型なんかでは皆ができてしまい差がつかないので選別機能が果たせない。私の頃の参考書はチャート式、寺田の鉄則、旺文社標準問題精講くらいしか選択肢なかったよなー。今の学生はこんなの全部暗記するのかー、大変だー。こんなの一度は事前に解いておかないと初見ではおそらく対応は無理だ。そういう意味では受験数学も暗記科目だと思ってしまう。学生頑張れと思う反面、今受験生だったら間違いなく進路変更していたと感じる今日この頃。

 

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こんなの初見では解けない