もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

日本史を再び学ぶ

 2020年1月に日本史講師の竹内睦泰さんが亡くなられた。まだ50代前半でお若く、ニュースを知って驚いた。小学生のころ学習マンガの影響で日本史は好きではあったが、高校時代に大学受験日本史のあまりの膨大な暗記量にやる気をなくし履修を地理へと変更して以来、まともな勉強はしていない。社会人になるとなお一層日本史の本など手に取ることはない。でも30才台にたまたま手にした日本史の本がきっかけで竹内先生を知ることになった。その本は先生が代ゼミ時代に書かれた超速日本史の流れという新書サイズの本(現在は表紙新しくなってます)だった。

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 その本を読んでからもう一度日本史を勉強したい熱が沸き上がってきたのだ。すでに30才を越えた人間が何を血迷ったのかはよくわからない。会社生活が面白くなく、何かを新たに始めたいと思っていたのかもしれない。更にいろいろ探すと先生が予備校で高校生向けに講義しているDVDを販売されているのを知り即購入、原始時代から小泉内閣までの熱い講義を楽しみに拝聴した。

 あれから15年、此度の訃報を聞いて再びDVDを見たくなった。本棚の底からDVDを引っ張り出し、約2か月かけて大方見ることができた。画面の中では若かりし先生が熱弁をふるっている。運命を創れ!と。久しぶりに元気をもらえた。また時々元気をもらいに来ます。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

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古代ロマンへの誘い