もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

アトピー履歴6

・社会人(~42才)

 その後転勤で再度関西へ引っ越し。皮膚科で同じような治療が続きました。もう標準治療にはいい加減飽きてきました。塗った時にだけ抑えられるが、塗るのをやめるとすぐに再燃。非常にストレスが溜まります。2週に一度毎回病院へ通うのも嫌になってきました。毎度毎度、時間と安くはないお金を何年も浪費し、その挙句に何も改善していない現状。そして遂に禁断の脱ステロイドへの挑戦となるのです。世の皮膚科医はステロイドを行う患者を非難しますが、好きでこの手法を選択しているわけではありません。真面目に病院へ通って治療を続けても先が見えないから仕方なく選択しているわけです。

 その病院は大阪にある中医薬を処方する病院でした。(大阪にある脱ステ病院としては有名でググれば必ず出てくる病院)建物の中に入るともの凄い漢方臭がします。待合室に来ていた患者もそれなりに酷いアトピーさんばかりでした。保険診療ではないので高額でしたが、半年だけトライして効果がなければあきらめようと思いました。

飲み薬と軟膏で治療を開始しましたが案の定リバウンドが起こり、眠れないほどの痒みとすごい量の落屑が起こりました。全身に症状が出て、体が痛くてTシャツが体に触れるのも辛かった。ほんとに治るのかが不安でした。薬を塗ってただただ耐えるのみ。今更ながらステロイドが症状を抑える力の凄さを思い知りました。この時は2週間に一度病院へ行っていました。医師に相談してもしっかり薬を塗るように指示があるのみ。しかし、3か月経ったくらいから皮膚が次第に回復しているのが実感できました。