もはやこれまで

隠遁を願うアラフィフ会社員。中学校の卒業文集で将来の夢は”何もしないひと”と書いた。あれから35年、夢も画力も変わっていない。

アトピー履歴2

アトピー履歴のつづき

・大学時代

1人暮らしを始めて生活が乱れ、酒タバコなども飲む様になったため、皮膚には次第に負荷が溜まっていったと思う。体が痒くなることが多かった。病院はこれまで通っていた地元の皮膚科へ、長期休暇の度に電車で通っていました。このころは体にリンデロン、顔にキンダベートを時々塗っていました。

なんとか誤魔化していたのですが大学4年の時にアトピー大爆発、顔が真っ赤に腫れ上がりたまらず下宿近くの病院へ駆け込みました。体にフルコート、顔にロコイド、抗アレルギー剤に調整剤を処方され、ビタミン剤の注射もうちました。想えばここから本格的なステロイド人生が始まります。薬を塗れば症状は見かけ上治まるが、塗るのをやめるとすぐに再燃。2週間に一度の病院通いが3年間続きます。(大学4年から3年間?計算が合わない?院へ残りました。)

現在のようにアトピーに関するネット情報はもちろん、書籍も多くなく情報弱者でした。もう少し生活習慣、食生活を見直したり、運動したり、保湿をこまめに行ったりということができればよかった。それとこの頃、ステロイド軟膏はアトピーの症状を治す薬であってアトピーそのものを治す薬ではないと初めて知りました。衝撃でした。体質は改善できないとのこと。今では病院のHPなどに記載されている当然の情報なのですが、当時は誰もそんなことは言ってくれない。道理で医師もアトピー体質とは上手く付き合っていこうなどと歯切れの悪い説明をするはずだと納得しました。それでもステロイドを使用している間は健常者と同じ生活ができたので問題ないかと思っていました。

 

・社会人(~30才)①

関西にある会社へ就職して、寮へ入りました。学生生活とは一転して規則正しい生活になり、タバコも止めれた(寮内は禁煙)のですが、仕事のストレスは大きかったです。真っ先に近くの皮膚科医院を探し、通院することにしました。前医院の診断書、治療内容を持参したので、基本的にはその内容に沿った治療が始まりました。

治療の一番大きな違いはまず最初に血液検査を行ったことです。うろ覚えですがIgEが2000台あり、高値だと言われました。ここでの治療は抗アレルギー剤IPD、ポララミンを飲みながらステロイドを塗布し、症状が引けばさらにワセリンで薄めたステロイドを塗りながらソフトランディングするというものでした。ここの医師は本当に親身にランディングプランを考えて下さいました。しかしある程度薄めた段階で必ず、100%再燃を起こし、また最初からスタートの繰り返し。ステロイドの長期連用は危険と言いながら、思いっきり長期連用してるんだけど、、、と内心複雑でした。

つづく